鉄(てつ)でできている船は、どうして沈(しず)まないの?
水中の物体は、その物体が押しのけた水の重さと同じだけの「上向きの力」を受けるんだ。この力は「浮力(ふりょく)」といって、水にふれる表面積(ひょうめんせき)が増えるほど大きくなるよ。鉄の玉は水に沈むけど、うすくのばして洗面器(せんめんき)のようにすれば沈まないのは、このためなんだ。
どうして船は細長いの?
船が移動するときは、水の抵抗(ていこう)を受けるんだ。水の抵抗は空気の約800倍もあるって知ってた?プールの中で走っても、なかなか前に進まないのはそのためなんだ。船が細長いのは、水の抵抗を少なくするためで、水の抵抗が少なくなれば、燃料(ねんりょう)や時間が節約(せつやく)できるよ。
船はどうやって進むの?
船は船尾(せんび)に付いている「スクリュー」と呼ばれるプロペラを回して前に進むよ。この前に進む力を「推進力(すいしんりょく)」というんだ。プロペラの推進力はネジと同じ仕組みで、プロペラが水を船の後ろに押し出すことで、船が前進するんだ。プロペラを反対に回せば、バックもできるよ。
船にブレーキはあるの?
船にブレーキは無くて、止まるときはスクリューを逆回転(ぎゃくかいてん)させて、推進力を無くしていくよ。例えば、全速(ぜんそく)で走っている大型タンカーがスクリューを逆回転させても、完全に止まるまで約15分もかかり、その間に約3km進んでしまうんだ。
船の大きさを表す単位「トン数」には、どんな種類があるの?
よく使われる「トン数」には、「総(そう)トン数」と「載貨重量(さいかじゅうりょう)トン数」があるよ。「総トン数」は船の大きさ、「載貨重量トン数」は船が積むことのできる貨物の量を表しているんだ。
「1ノット」って、どれくらいの速さ?
船のスピードは「ノット」で表すんだ。時速(じそく)1ノットは時速1.852kmだよ。また、海で距離(きょり)を表す単位は「海里(かいり)」といって、1海里は1.852kmだよ。つまり1ノットは1時間に1海里(1.852km)進むということだね。
大型船の船首(せんしゅ)はどうして丸いの?
船が進むと、船の周りに波ができるんだけど、この波が大きいほど、船の速度が遅くなるんだ。船首を丸くすれば、波を小さくできるから、大型船の船首は「球状船首(きゅうじょうせんしゅ)」という丸い形をしているんだよ。
船は海の上のどこを通るの?
海の中には、浅瀬(あさせ)や障害物(しょうがいぶつ)があって、とっても危険(きけん)。だから海の中の様子を表した海の地図「海図(かいず)」を見ながら進路を決めるんだ。海図には海岸線(かいがんせん)や水深(しんすい)、潮流(ちょうりゅう)なんかも書いてあるよ。
船の乗組員(のりくみいん)には、どんな人がいるの?
例えば外国航路(がいこくこうろ)の船には、約23人の乗組員がいるよ。その中には、船長(せんちょう)、機関長(きかんちょう)、航海士(こうかいし)(3人)、機関士(きかんし)(3人)、甲板部員(かんぱんぶいん)(6人)、機関部員(きかんぶいん)(6人)、事務部員(じむぶいん)(3人)がいるんだ。船は昼も夜も休まず走り続けているから、乗組員が交替(こうたい)で船を動かしているんだ。